クリームは、デザートやアイスクリーム、それから多くのスープやソースに欠かせません。また、コーヒーはクリームを入れると入れないとではまったく違ったものとなります。
- 脂肪分18%以上のものでなければクリームとは呼べません。
- クリームの脂肪分は液状の生乳より密度が低いため、クリームは生乳から自然に分離します。クリームを機械製造する場合、遠心分離機で回転している間に、クリームが生乳の表面に浮かび上がってきます。
- 分離後、ほとんどのクリームは低温殺菌されます。
- ホイップクリーム製造では、エアゾール缶または交換可能な小型缶内の加圧ガスや亜酸化窒素の働きで軽くふわっとしたホイップクリームが作られます。
- クリームは、買った時の容器のまま、3.3°C~4.4°Cに設定した冷蔵庫で保存します。
- クリームの容器に印字されている「販売期限」の日付は、小売店がいつまでその商品を販売することができるかを示しています。
- 超高温殺菌クリームは、印字された日付が示す通り、数週間長く保存することが可能です。容器を開けた後は、超高温殺菌クリームも低温殺菌したクリームと同様に扱ってください。
- 新鮮な状態を損なわないため、脂肪分が低めのライトクリームやハーフ・アンド・ハーフが残ったとしても、それを元の容器に戻すことは避けてください。
- ホイップしていないクリームの冷凍はおすすめできません。ホイップクリームの場合は、パラフィン紙に少量ずつ載せてから冷凍してください。
- スープやソース、焼き菓子やパン、デザートにクリームを使うと、なめらかで贅沢な口当たりになります。
- 温かい料理でクリームが凝固するのを防ぐには、できるだけ調理の最後にクリームを加え、ゆっくり加熱し、やさしくかき混ぜるようにしてください。かんきつ類やワインの酸はもちろん、コーヒーに含まれる酸でもクリームが凝固することがあり、温度が高ければなおさらです。
- 焼き菓子やパンの表面に脂肪分の多い生クリームを刷毛で塗って焼くと、表面がきれいなきつね色になります。
- ホイップクリームを作る際は、脂肪分の高いクリームを選ぶことが成功への近道です―脂肪分が多いホイップクリームの方が、脂肪分が低いものよりボリュームが出ます。
- うまくホイップしたければ、クリームもボウルも泡だて器もすべてよく冷やしておきましょう。
- 砂糖やバニラのようなクリーム以外の材料は、ある程度ホイップしてから最後に加えるようにします。
- ホイップし過ぎるとクリームがバターになってしまうことがあります。