1993年、カリフォルニアは生乳の生産量で全米ナンバーワンの州となり、以後アメリカにおける生乳生産を牽引しています。
これは素晴らしいニュースです。なぜなら、カリフォルニア州で生産・販売される牛乳は、たんぱく質やカルシウム、その他の栄養素において、アメリカの連邦基準を超える高い栄養学的基準を満たしているからです。カリフォルニアの生乳生産者は、無脂乳固形分で牛乳の栄養価を高めており、これにより味もよくなり、栄養学的メリットもさらに高まっているのです。カリフォルニアの酪農業界はまた、酪農場経営、畜牛の健康管理、生乳の取り扱いの観点からも業界リーダーです。
- 低温殺菌とは生乳を加熱するプロセスを指し、これにより病気を引き起こす可能性のある微生物を死滅させ、保存期間を延ばすことができます。殺菌のための加熱時間や加熱温度にはさまざまなものがあり、高温になればなるほど加熱時間は短くなります。
- 均質化とは、生乳の脂肪分を非常に細かい粒子に砕き、牛乳全体に行き渡らせることを言います。これによりクリームが表面に浮き上がってくることを防ぎ、牛乳の食感をなめらかで均一なものとします。
- 乳脂肪分と無脂乳固形分に関し、カリフォルニア州は、アメリカ食品医薬品局が定める基準より高い基準を定めています。これは、“Real California Milk”(リアル カリフォルニア ミルク)のマークの付いた牛乳には、アメリカの連邦基準を満たした牛乳よりも多くのたんぱく質やカルシウム、その他の栄養素が含まれていることを意味しています。
- 新鮮な牛乳は、買った時の容器のまま、3.3°C~4.4°Cに設定した冷蔵庫で保存します。庫内の匂いを吸収しないよう、容器の蓋は閉じてください。
- 牛乳の容器に印字されている「販売期限」の日付は、小売店がいつまでその商品を販売することができるかを示しています。記載されている日付にかかわらず、いやな匂いや味のする牛乳は廃棄してください。
- 冷蔵庫外に牛乳を2~3分以上放置してはいけません。また使わなかった牛乳を元の容器に戻すようなことは決してしないでください。
- 牛乳を冷凍することはおすすめできません。口当たりや見た目が悪くなってしまうからです。
- 牛乳は、カスタードやソース、スープ、ポテト、パンや焼き菓子、その他さまざまな料理に水分や風味、独特な食感を与えます。
- パンや焼き菓子づくりで脂肪分を減らしたい場合、クリームは牛乳で代用できます。
- パイ生地やパン表面をきれいなきつね色に仕上げたければ、オーブンに入れる前に牛乳を刷毛で塗りましょう。
- 牛乳を温める際は、取手つきの鍋で弱火にかけ、焦げ付かないようかき混ぜます。膜ができてしまったら、すくい取りましょう。
- ホットミルクやエスプレッソにフォームミルクを浮かべたい場合は、通常、低脂肪乳やや無脂肪乳の方が簡単に泡を作ることができます。どのようなタイプの牛乳であれ、できるかぎり新鮮なものを使ってください。少しでも酸化すると、温めた際に牛乳が凝固しやすくなります。